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日々思うこと

日々思うこと

子宮筋腫手術

5/22子宮筋腫と卵巣のう腫の手術をしました。
全身麻酔と、硬膜外麻酔を併用しました。

当日は、2番目の予定でしたが緊急手術が入ったり、最初の人が
時間がかかって11時開始予定が、15時30分開始でした。

病室は6Fですが、手術室は2Fです。
2Fまで病棟看護師さん家族に付き添ってもらい、手術室前で家族とは
別れました。
手術室は、気圧が少し高いので自動ドアが開くと風が吹きました。
手術室はいくつもの小部屋に分かれていて、それぞれにTVで見る
手術台と無影灯がありました。
準備室で上半身のパジャマを脱いで、病棟看護師さんに渡します。
前掛けを長くしたような、手術衣を着て後ろは浴衣をかけてくれました。
ここで、病棟看護師さんとお別れ、手術室の看護師さんが付き添います。
さらに、麻酔科の医師に名前と血液型、何の手術をするのか聞かれるので
答えます。

いよいよ手術の小部屋へ。
クラシック音楽が流れていました。
お出迎えは、麻酔科医と、看護師さん。
ウレタンのような素材の黒いマットに寝かされました。
腕に血圧計をはめて、指先に呼吸の状態を計るセンサをつけます。
血圧は1分おきくらいに読み上げてました。
最初に、硬膜外麻酔の処置。
横になって、丸まって背中を3回消毒します。
1回ごとに、麻酔科医が「はい、消毒します」と声をかけてくれました。
看護師さんは、私が動かないようにしっかり押さえていました。
麻酔の注射。
最初にちくっとしますが、麻酔液を入れていくと感覚が麻痺するので
痛くありませんでした。
「それでは、麻酔の管を入れますね」
一番緊張したのが、このときでした。
普段100前後の血圧が135まで上がってました。
痛かったら、どうしよう?
「はい、おわりです。仰向けになってください」
痛みも無く、あっけないほど早くカテーテルが挿入されました。
麻酔の入ったボトルを首から下げて、仰向けに寝かされます。
台が狭いので、落ちないように看護師さんが手伝ってくれました。
その後は、心電図の電極を貼るテープをつけて、脳波を計るパッチをつけて
酸素マスクを当て、そこから麻酔を吸入してすぐに寝てしまいました。

「ちぇちぇこさーん、ちぇちぇこさーん、起きて下さい、終わりましたよ」
と麻酔科医に、頬をぺちぺちはたかれ覚醒。
「気管の管、抜きますね」
と人工呼吸器の管を抜かれ、オエッとなりました。
順番が逆じゃないかと思いましたが、
どうやら、一度覚醒したものの二度寝をしたようです。
執刀医の姿はすでに無く、最初の人たちが残っていました。
ストレッチャーに移され、回復室でしばらく様子見。
その後、病室のベッドに移されエレベータで6Fの病室に戻ります。

意識は明瞭でしたので、ベッド上で「ただいまあ」と手を振って
戻ってきました。
右手の甲には、注射をしたような後がありました。

後日麻酔科医が、手術中の様子を報告に来ました。
手術中は、血圧が下がらないように血圧を上げる薬を使って
140前後になるように調節していたそうです。
右手の注射の後は、何かと聞いたら、手術中に採血を行ったそうです。

当日は血栓予防のため、一晩中エアクッションでマッサージ。
気持ちよかったです。
深夜も、点滴を交換したり、体位を変えたりと数時間毎に病棟看護師さんが
様子を見に来ていました。
翌日から4日間、38度後半の高熱が出ました。
吸収熱と言って、体内に出血があるときは発熱するそうです。
あまりにも熱が高いので、3日目には動脈血を採血して精密検査。
異常は無かったようです。
エコーも見て、出血の状態を確認しました。
一緒にエコーを見ていた、研修医「ドレンしますか?」と主治医に
聞いていました。
「この程度だったら、しません」
外から、血を抜くのは痛そうだからほっとしました。
5日目には、解熱剤で熱を下げてしまいました。
その後は、順調に回復して術後10日目に退院できました。

縦切りだったのですが、腹筋のダメージはほとんど無かったようです。
笑っても、腹筋運動をしても痛くありません。
執刀医のウデが良くてよかったです。


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